2019年11月14日から接種開始予定です。追加予約も受け付ける予定です。最初の告知はLINEでする予定です。(2019年11月9日)

【重要】本年のフルミストは、製造過程におけるワクチン株の成長がうまくいかず、ワクチンの生産が滞っているとの報道がありました。このまま納入の見通しが立たなければ、予約はすべてキャンセルさせていただきます。ご迷惑をおかけしまして、申し訳ございません。(2019年10月19日)
https://www.fiercepharma.com/vaccines/after-efficacy-problems-az-runs-into-manufacturing-issues-for-inhaled-flu-vaccine-flumist

フルミストについて(2019年度)

2019年度の予約方法を良くお読みになってからご予約をお願いいたします。→こちらをクリック

【さらに重要】フルミスト返り咲き(2018年度)

 CDCが2018年2月21日に再びフルミストを推奨しました。

2016/17シーズンの推奨取り下げから一転 インフル経鼻ワクチン、米国で再度接種推奨へ

 原文はこちらになります。会社の苦労が忍ばれます。

Update: ACIP Recommendations for the Use of Quadrivalent Live Attenuated Influenza Vaccine (LAIV4) — United States, 2018–19 Influenza Season

 去年の文章は残しておきます。よろしかったら、御覧ください。

【重要】フルミストは効かない?(2017年度のみ)

 3年間フルミストを推奨してきたアメリカのCDCですが、ここに来て推奨しなくなしました。

 原因は副反応ではなく、効果が薄いというものです。

 会社自体は反論していますし、イギリスやカナダなどでも有効性を認められています。

どうして効かない?

 過去のH1N1型の感染のため干渉したんのでは、とか、ワクチンの保存が悪かったのでは(当院では専用の冷蔵庫を使用しています)、とは言われていますが、今のところは原因は不明です。

 個人的な意見を言えば、このワクチンは人を選ぶのだと思います。フルミストをしてから一度も罹らないという人もいれば、フルミストをしても家族で1人だけインフルエンザに罹患した人もいます。

 フルミスト(生ワクチン)の特性として以前に罹患した株では(体内で排除されてしまうため)効果が弱い事が知られています。近年は同じ株のH1N1型が流行しており、以前同じ株に感染していると、フルミストを接種しても同じ株には効きにくい可能性があります。

どうすればいいの?

 いくつか参考サイトを紹介しますので、お読みになった上で判断して下さい。当院は今年もフルミスト接種します。

経鼻インフルエンザ生ワクチンの接種は一時中止すべき

2016-17シーズンのフルミストについて

インフル用経鼻ワクチンが効かなくなった理由(日経メディカル:会員制)

おまけ

 「フルミストの親会社(アストラゼネカ)はイギリスだから、イギリスはフルミストを贔屓目に見ているのだろう」という声もあるかもしれません。

 一応お話をしておくと、イギリスのHPVワクチンは当初サーバリックス(イギリスのグラクソ・スミスクライン社)でしたが、2012年にガーダシル(アメリカのMSD社)に替わりました。

 ロタワクチンやHPVワクチンは一般的には、同一国・州で統一されていることが多いですが、日本は賑やかですね。

経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)

 フルミストは鼻の中へ吹きつける、噴霧型のインフルエンザワクチンです。生ワクチンです。原則として健康な方を対象にしています。有効期限は長く、ほぼワンシーズン有効です。

ウイルスの株について

 フルミストは4値(FluMist Quadrivalent)です。

 一般的にインフルエンザワクチンでは三種類のインフルエンザ株(A型2つ、B型1つ)が入っています。これまでWHOは3つの株をインフルエンザワクチンに入れることを推奨していましたが、最近B型を一つ加えて4つになりました。

2019/20北半球インフルエンザシーズンに推奨されるワクチン株:

  • an A/Brisbane/02/2018 (H1N1)pdm09-like virus
  • an A/Kansas/14/2017 (H3N2)-like virus
  • a B/Colorado/06/2017-like virus (B/Victoria/2/87 lineage)
  • a B/Phuket/3073/2013-like virus(B/Yamagata/16/88 lineage) 
    (強調が去年と替わったワクチン株です)

Recommended composition of influenza virus vaccines for use in the 2019-2020 northern hemisphere influenza season

 ただし、実際に日本で採用されるワクチン株とは微妙に異なります。

表にしてみました。

WHO推奨日本の不活化(4価)FluMist(4価)
ABrisbane/02/2018 (H1N1)pdm09-like virusBrisbane(ブリスベン)/02/2018(IVR-190)(H1N1)pdm09Switzerland/3330/2017 (H1N1)
Kansas/14/2017 (H3N2)-like virusKansas(カンザス)/14/2017(X-327)(H3N2)A/Kansas/14/2017 (H3N2)
BColorado/06/2017-like virus (B/Victoria/2/87 lineage)メリーランド/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)Colorado/06/2017 (B/Victoria/2/87 lineage)
Phuket/3073/2013-like virus(B/Yamagata/16/88 lineage) プーケット/3073/2013(山口系統)Phuket/3073/2013 (B/Yamagata/16/88 lineage)

ワクチン株の命名法

 インフルエンザウイルスの命名法には規則性があります。

  1. A,B,Cの型
  2. ウイルスが分離された動物。但し、ヒトは記載しない
  3. ウイルスが分離された地域。
  4. ウイルス株の番号。
  5. ウイルスが分離された年。
  6. H:hemagglutinin及びN:neuraminidaseの型。

 例えば、「A/Chicken/Hong Kong/258/97(H5N1)」は1997年香港でニワトリから分離されたH5N1型のA型インフルエンザです。1番目と6番目以外はウイルス学的なつながりはありません。逆に言えば地域名が違ってもウイルス学的に縁遠いということではないのです。

 インフルエンザワクチン株の決定はWHOの決定を重視しますが、増殖のしやすさなどからウイルス学的に似た株から選択することがあります。

参考:横浜市衛生研究所:インフルエンザウイルスのウイルス株の命名法

FluMistの読み方について

 日本では「ルミスト」と呼ばれていますが、正式には「フルーミスト」です。強調文字にアクセントがあります。

 正式名称は、FluMist Quadrivalent なので、「フルーミスト クアドリヴァレント」となります。Quadrivalentとは4(Quadri-)価(valent)です。

フルミスト接種について

お値段

 一本8,500円(内税)になります。

  1. 日曜日は500円加算となります。

対象年齢

 原則として2歳以上49歳以下。

接種回数

 8才以下で毎年インフルエンザワクチンをしていない方は2回(一ヶ月間隔を開ける)。それ以外の方は1回。

禁忌

  • 任意のワクチン成分や任意のインフルエンザワクチンの重度なアレルギー歴
  • 2歳から17歳でアスピリンやサルチル酸誘導体内服中の方
  • 2歳から4歳で喘息との診断を受けている場合。もしくは12ヶ月以内に喘鳴の既往や喘息と診断されている場合。
  • 免疫抑制状態ある場合。
  • 保護された環境が必要な重度な免疫抑制状態の人と会う場合。
  • 妊娠
  • 48時間以内に抗インフルエンザ薬を処方されている場合。

 その他、鼻炎・鼻閉のひどい方は接種できません。

接種に注意が必要な場合

  • 5歳以上の喘息
  • インフルエンザの合併症でリスクが高まりうる、慢性疾患がある場合。例:肺疾患、心臓疾患(高血圧のみの場合を除く)、腎臓疾患(糖尿病)、腎臓・肝臓疾患、神経・神経筋疾患、代謝性疾患など。
  • 中程度や重度な急性疾患(発熱の有無を問わない)。
  • 以前のインフルエンザワクチン接種で6週間以内にギラン・バレー症候群を発症した場合。

 接種に関してはお問い合わせください。接種医の判断で中止になる場合もあります。

注意点

  • 輸入物のワクチンであり、原則補償はないものとお考えください
  • 若年者で特に有効性が高いワクチンですが、100%の有効性を保証するものではありません。
  • こちらのワクチンは、区の助成を受けることができません。
  • 鼻閉・鼻汁が多いと、接種効率が低下します。
  • 接種後数日後に鼻炎・風邪の症状が出ることがあります
  • 生ワクチンですが他者に感染させることは殆ど無いです。ただ、上記のように重度の免疫不全の方と接触する可能性のある方は、接種はお控えください。
  • 他のワクチンとの同時接種については、ご相談ください。

注意事項

  1. 問診・診察の結果、フルミストが接種できない場合があります。その場合は、普通のインフルエンザワクチンのご検討をして頂くことがあります。

予約

2019年度フルミスト予約方法

1.チェックオンの予約サイトより2020年1月3日に人数分のご予約をお入れください。
1月3日のご予約はあくまで本数確保の為のご予約になります。
家族お一人の名前で家族全員分のご予約は無効になります。必ず一人ずつの名前を登録してください。

2.フルミストが当院に到着しましたら、登録されているメールかラインへ入荷のお知らせメールを配信致します。
登録されたメールやラインに間違えがないか確認をお願いします。

3.入荷メールが届きましたら2020年1月3日から、来院希望日へ予約変更をお願い致します。

4.インフル・フルミスト専門外来実施日にご来院される場合は、
記入済み問診票、助成券、母子手帳が揃っている方からの順番受付となります。

 一般診察の時間内にご来院される場合は、来院希望日当日にチェックオンより当日順番予約を入れてから来院をお願いいたします。
 当日順番予約なく来院された場合は、ご案内までの時間が長くなってしまいますので、ご注意ください。

http://karugamo.mdja.jp/index.php?del2=1

お問い合わせ(電話) 03-5426-2220

 原則として火曜日(全日)、金曜日(全日)、その他院長不在時は接種することができません。

小児用問診票(初診の方のみ)

成人用問診票(初診の方のみ)

ワクチン予診票(全員)

 従来のインフルエンザワクチンと注意事項が異なります。診察・問診の上、フルミスト接種をお断りすることも有ります。

点鼻方法(動画)

点鼻の方法です(英語)

もう一つ説明です。英語ですが字幕入りです(生馬医院の小山先生ご提供)。

参考サイト

 すでに日本のインフルエンザワクチンを接種した方でも、接種可能です。
詳しいことは、お気楽にご相談ください。

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