インフルエンザワクチンについて (2021年度)

予約は9月中には受け付ける予定です。

 予約は、こちら

 今年度一般診察の時間とワクチン・乳児検診の時間帯での接種は、入荷量が安定するまで当面の間見合わせております。
 皆様にはご不便をおかけして大変申し訳ございませんが、インフルエンザ専門外来のお時間で接種していただきますようお願いいたします。

 フルミスト(経鼻生インフルエンザワクチン)ご希望の方は、フルミストについてを御覧ください。

前フリ

今年のインフルエンザワクチン供給状況

 今年の供給は減りそうです。当面の間、原則として一回目の接種のみ予約受付します。

 参考までに、去年の文章(↓)を読んでください。

お子さんのインフルエンザワクチン2回めについて(2020年)

 今年は、1回分のみでも予約できるようにします。以下の文章を読んで1回か2回かをご判断ください。

 日本では13歳未満の場合は同一シーズンに2回インフルエンザワクチンを接種することになっています。しかし、WHOでは、

  • 9歳未満と、過去に接種したことがない子供は、2回接種すべき
  • それ以外の9歳以上の子供、健康な成人は、1回注射が適切

 となっています。また、アメリカでは

  • 生後6カ月以上の全ての人(医学理由で禁じられている人を除く)に接種を奨励。
  • 生後6ヶ月から8歳の子供は、2回接種。
  • ただし、上記年齢でも、前シーズン以前に2回以上接種したことがある場合(1回目と2回目は最低4週間の間隔をおいて)は、今季は1回接種でよい。
    となっています。

 過去にある程度の接種歴があれば、年に一回のインフルエンザワクチンで免疫が呼び覚まされるということです。ただ、日本の接種方法は皮下注であり、アメリカなどで普通に行われいるより免疫が付きやすいと言われている筋注とは違います。また、接種間隔も違っています。簡単な比較はできません。

おまけ

 日本では赤ちゃん(生後6-11ヶ月)のインフルエンザワクチンの量は、0.1mでした。年齢が上がることに、0.2ml, 0.3ml, 0.5mlとなっていました。これに関しては明確なエビデンスはなく、日本だけのローカルルールでした。根拠のないローカルルールは是正したほうがいいですね。

予約から接種当日の流れ

予約

 まずは予約システムで「インフルエンザワクチン」のタグから予約をしてください。

予約する際にメールかライン登録をすると、接種日前日にリマインダーメールが送られてきます。

前払い

(準備中)

接種日前日

 予約時に登録してあれば、リマインダーメールが送信されます。メールに添付されているWEB問診票(※)のURLよりご予約人数分ご入力していただくようお願いいたします。ネット環境など事情により入力ができない際は、当院に問診票がございますので来院時ご記入いただけます。但し接種までのお時間がかかりますことをご了承ください。
 
※:symviewというWeb予診票を使う予定です。接種前日から記載できます。初診の方は、初診問診にもお応えください(初診の方はできたら事前に当院ID作成のため、ご来院ください)。スムーズな受付のために、ご協力をお願いします。
 世田谷区の助成券(小児)は当院にございますので、事前に取りに来ていただくか、診察の際に受付にお声がけください。

接種日当日

 ご予約時間の間でお越しください。早すぎる場合は再度時間を置いてお越し頂く場合もございます。

持ち物

IDをお持ちの場合:診察券
新患の方は保険証・医療証をお持ちください。
母子手帳・世田谷区助成券(お子様)

インフルワクチン外来時間16:30-17:3015:00-16:00
お問い合わせ(電話) 03-5426-2220

 原則としてネットでのご予約をお願いします。

料金

年齢接種量接種回数接種間隔費用助成券あり
6ヶ月-11ヶ月0.25ml2回2-4週一回につき3,500円助成券なし
1歳-2歳0.25ml1-2回2-4週一回につき3,500円一回につき2,500円
3歳-12歳0.5ml1-2回2-4週一回につき4,500円一回につき3,500円
13-15歳(中学3年生)0.5ml原則1回一回につき4,500円一回のみ3,500円
15-65歳(中学卒業後)0.5ml原則1回一回につき4,500円原則なし
65歳-0.5ml原則1回一回につき4,500円2,500円

今年のチメロサールフリーワクチンは、扱っていません。チメロサールフリーのインフルエンザワクチンは、500円加算します(高齢者インフルエンザ予防接種事業は除く)。チメロサール(防腐剤)については色々議論はありますが、コチラもご覧ください。古くて新しい話題2:チメロサール

注意事項

インフルエンザワクチン予約当日に受診無くご連絡がつかない場合、予約は自動的にキャンセルになります。

入荷量が安定するまで、当面見合わせます。ワクチン・乳児健診外来では同時接種のときに限り、予約ができます。乳児健診と一緒に接種希望の場合は、乳児健診予約後にご一報下さい。

ネット予約のコメント・メモ欄に家族の予約を入れても、ワクチンを確保できません。

予約状況によっては今後、予約枠などを変更することがあります。場合によっては一度ご予約頂いた日程の変更をお願いする場合もございますのでご了承ください。

歴史的な補足事項

前橋レポート

 小学生などをインフルエンザワクチンの集団接種をすれば、インフルエンザ流行が押さえられるとした「学童防波堤論」ですが、「前橋レポート」によって否定された、と言われてきました。

 しかし、最近になって前橋レポートの再検討したところ集団接種により流行が押さえられていた事がわかりました。さらに日米での比較によってインフルエンザ以外での死亡者数も減ることも分かってきました。

 下の図は、前橋レポートで、インフルエンザワクチンが効かなかったとされる表です(国会図書館から取り寄せました)。しかし、よく見てみると必ずしも正しくないことがわかります。

前橋レポート_図だけ

 拙書、小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK 疑問や不安がすっきり!にも書いてあるので、よろしかったらお買い求めください。

補足 2015年8月30日毎日新聞の記事について

森戸やすみ:インフルエンザワクチン、効果がないの?

 森戸やすみ先生も解説しておられますが、付け足しです。

 元になった論文はこちらです(英語)。

Effectiveness of Trivalent Inactivated Influenza Vaccine in Children Estimated by a Test-Negative Case-Control Design Study Based on Influenza Rapid Diagnostic Test Results

 掲載誌は PLOS ONE というものです。投稿者がお金(1350ドル)を払い、比較的はやく掲載される雑誌です。方法論が概ね間違っていなければ掲載され、採択率は70%だそうです。

 速報性を重視し「実験とデータ分析が厳密に行われたかどうかだけ確認し、重要性の判断は、出版後に議論やコメントを通じて科学コミュニティが行うものとしてそれを任せている」ものです。

 年度によりインフルエンザワクチンの当たり外れはあるとは思いますが、今までに一万人以上対象にしたメタ分析からも効果が確認されたインフルエンザワクチンで、数十人の結果を加えても大きな結論は変わらないとは思います。速報性を重視した(医学的重要性は低くても掲載される)雑誌の一つの論文だけで、ここまで記事をふくらませることは出来ないでしょう。

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2021-10-03 (日) 12:49:42