マスクは大切。

なんでも政府が第8波に備えて、若者に外出自粛要請を可能にするということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d99ca3baccfb25a5b0a8bc8acf6813717ccb0a91

政府が蛇口を開けっ放しにして、マスクを軽視し、子どものワクチンも勧めなかったのに、飲食店には自粛要請せずに(つまりお金で補償しない?)、一般人(若者?)に自粛要請って、ひどくないですか?」と思うのは、私だけでしょうか?政府の対応は、非常にちぐはぐに思えます。

というわけで、本日はマスクについて書いてみようかと思います。

学校のマスク着用 ”感染者数抑制などに効果“ 米研究グループ

新型コロナ対策として行われてきたマスクの着用について、着用義務が解除されたアメリカの学校で、子どもや教職員での感染が大きく増えたとする研究結果をハーバード大学のグループがまとめました。マスクの着用には感染者数を抑え、子どもたちの欠席日数を減らす効果があるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221111/k10013887481000.html

出典は「ニューイングランドジャーナルオブメディスン NEJM」という医学雑誌です。極めて質の高い論文をだすことで有名です。

Lifting Universal Masking in Schools — Covid-19 Incidence among Students and Staff
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2211029

アメリカではマスクをする・しないが一部政治問題になっているようで、マスク装着などに地域差があるようですね。

アメリカでは学校でマスク装着を続けていた学区と、マスク装着を要求しなくなった学区で比較したものです。マスク装着を続いていたときは両学区とも感染率は変わりませんでしたが、マスク装着要求をやめた学区では、感染者が増えたというものです。

日本でもこの夏「熱中症のためにマスクを外そう」運動がありました。また、また、「マスクで子どもの発達が阻害される」といった声もありました。

しかし、マスクくらいで熱中症状況ならば、そもそもマスクを外す以外の積極的な熱中症対策をするべきです。

また、「マスクで子どもの発達が阻害される」というエビデンスもないようです。皆さんはお子さんと接するときに、口元の表情だけでコミュニケーションを取りますでしょうか?
人間には言語を介したコミュニケーションだけではなく、非言語の伝達法(ノンバーバルコミュニケーション)もあります。もちろん特殊な場合もあり配慮が必要ですが、様々なコミュニケーション方法を無視して、マスクを問題視するのは違和感があります。
https://www.karugamo-cl.jp/index.php?QBlog-20220828-1

いつまで対策していれば良いんだ、という声も耳にします。しかし、新型コロナウイルスがヒトだけではなく他の動物も感染する以上、残念ながらすぐにCOVID-19がなくなる、ということはありえません。

お子さんたちを守るためにも、マスクができるお子さんについては、みなさんも含めマスク使用をお願いします。