一日75万人の冬に備えて(コロナ+インフル+RS)

厚労省からの通知です。

今冬の感染拡大について は 、 専門家の感染の見込みやオーストラリア等の
状況も参考に、 新型 コロナの 患者が1日 45 万人、 インフルの患者 が1日 30万人規模で 同時に流行し 、ピーク時には1日 75 万人の患者が 生じる 可能性を想定して 、準備を進める。
新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001000988.pdf

サラリと書いてありますが、すごい数字です。第7波のピーク時の感染者数は、8月19日の26万人ですからおおよそ3倍ほどです。

さらに小児科医としては北米でインフル・コロナのみならずRSも流行して医療を圧迫していることも気になります。

医療のみならず、流通にも影響を受けることでしょう。厚労省は、コロナの検査キットや解熱剤の準備をするように呼びかけていますが、食材などの生活必需品も用意したほうが良さそうです。

新型コロナウイルス・季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00003.html

対応としては、適切な換気・三密の場所が避けられない場合マスク、ワクチンなどでしょうか。マスクについては、一部の政治家がインバウンド客のためにも外したほうが良いということを言っているようですが、欧米でもマスクの有効性は見直されています。

もちろん、一日に75万人というのは、最悪の状態を想定してのことだと思われます。皆さんそれぞれリスクを下げる行動をすれば、数字はそれだけ低くなることでしょう。

参考資料
ニューヨーク・タイムズ

コビット、インフルエンザ、RSV:ニューヨークを襲うウイルスの波で入院が増加
ニューヨークの人々は、Covidの新種や、インフルエンザやRSVなど、かつてマスキングやその他の予防策で抑えられた古い病気に罹患しています。
https://www.nytimes.com/2022/10/27/nyregion/nyc-hospitalizations-covid-flu-rsv.html

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