皆さんの行動が2週間後を決めます

連日XXX超え!!と言われていますが、東京都から出ている4月からの患者数をグラフにしてみました。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/2020/202004.html

 なお、今回は区だけではなく全体数もいれました。この場合は23区外(今の所少なめ)および調査中(永寿総合病院も含む)を入れてみました。

画像の説明

 全体数が大きすぎて、よくわからないことになってきています。そこで、片対数グラフを使ってみましょう。極端に範囲の広いデータを扱う場合、対数グラフをよく使います。

 こちらも読んでみてください。

新型コロナウイルスの感染者数の増減を片対数グラフで表す理由

画像の説明

 片対数グラフを見ると全体や一部の区で、増え方がほぼ直線になってきています。これは感染者数が指数関数的に増加している可能性を示しています。これまで中国や欧米が増えていたのを日本は対岸の火事のように見ていた人もいるかも知れませんが、東京でも同じことが起こりつつあります。

 どうしてここに来て増えてきたか、ということですが、増えるのには2週間ほどのタイムラグがあります。2週間前の都民の行動が増え方に反映されていると思ってください。

 そう、ちょうど2週間前は、3月の三連休でした。自粛ムードが抜けて外に出歩いた人も多かったと思います。いくつのかのイベントが要請を受けて自粛していたにもかかわらず、開催したイベントも有りました。

 今後の推移を予測したグラフがあります。

画像の説明

https://www.fttsus.jp/covinfo/

 今日になり、更に数字が増えるかも知れません。ただ、それは2週間前の都民の行動が反映されたものです。今から2週間後の増え方は、今日からの皆さんの行動に関わっています。

 以前も書きましたが、この戦いは長期戦・持久戦です。月・年という単位で続きますので、あまり根を詰めないようにしましょう。

追加(2020年4月6日)

 4月6日の分(休み明けのため、患者数少なめ)を足して、さらに永寿総合病院の分もだしてみました。こうしてみると永寿総合病院での患者数が一番多いですが、患者増加数は低く抑えられていることがわかります。一方、4月6日から急激に伸びている区があります。

画像の説明