【タミフル薬害最高裁判決】煽るマスコミ・焚き付ける団体

今年の9月8日にタミフルに纏わる裁判で、最高裁の判決が出ました。

タミフル服用後転落死、遺族の敗訴確定 最高裁

 インフルエンザの治療薬「タミフル」服用後に転落死した愛知県内の中学生2人の遺族が、独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(PMDA)を相手に、遺族一時金の不支給決定の取り消しを求めた訴訟の上告審で、遺族の敗訴が確定した。最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)が6日付の決定で、遺族の上告を退けた。

(以下略)

 数年前「タミフル狂騒曲」と言われるほどに騒がれたのですが、今回は遺族のコメントもなく随分と静かなものです。

 結論から申し上げると、インフルエンザ罹患後の異常行動(飛び降りなど)はタミフルが世にでる以前から報告されてきたものであり、それらを全てタミフルにした裁判の戦術は失敗するのは当然でした。

 細かなことを言うとタミフルでリスクを上げる可能性はあったのですが、裁判の敗訴で社会的には有耶無耶になってしまうでしょう。

 タミフルの異常行動が問題化したのは、2007年頃のことです。ここで新聞の記事を取り上げてみましょう。

 取り上げるのは東京新聞です。既にサイトにはないので、発掘しました。どうして東京新聞にしたかというと、タミフルについてラムズフェルド元米国国防長官の名前まで出して利権などと言っておきながら、この度の最高裁判決については、少なくともネット上では一切取り上げていないからです(検索して確認しましたが、新聞記事にもなっていません)。リンク先を読んでください。

目むき『怖い怖い』 相次ぐ転落事故 タミフル本当に大丈夫なの?

 また、「薬害タミフル脳症被害者の会」や小児科医などが2007年に開いた集会についての内容です(タミフル狂騒パート3)。

とにかく、この手の集会の異常さというのがよく分かります。
そして、それをマスコミがどう報道しているかというのも。
マスコミは事実さえ報道しない、事実を自分たちの都合のいいように変えてから報道するのだというのがよく分かる。

 HPVワクチン問題と同じ構図が見えるのは、私だけでしょうか?

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