妊婦さんは百日咳対策に三種混合もしましょう
最近妊婦さんは産院でもRSウイルスワクチン(アブリスボ)を接種するようになりました。RSウイルスに感染して苦しむ赤ちゃんを診てきた小児科医として、これは本当に素晴らしい変化だと感じています。
一方で、少し気になっていることもあります。
それは、DPTワクチン、つまり百日咳などを予防するワクチンを妊娠中に接種していない方が、まだ多いように見受けられることです。
実は去年当院ではDPTワクチン未接種状態で生まれたお子さんが百日咳にかかり、とても大変な思いをしたのです。
救急搬送の準備をしているときに赤ちゃんが無呼吸発作を起こしたのは、今でも覚えています。
赤ちゃんの百日咳は、単なる「咳の病気」ではありません。咳き込みが激しくなり、息が止まってしまうこともあります。
※閲覧注意:実際に当院で経験したときは、これよりもさらに激しい咳で、呼吸が止まる場面もありました。
当院のケースでは無事救命できましたが、去年少なくとも7名の赤ちゃんが百日咳で亡くなっています。
27-36週の妊婦さんは、お早めにDPTワクチン接種をお願いしします。
実はDPTワクチンは今年の4月から大幅値上げがあり、多くの施設では7,000から8,000円で接種していると思われます。
当院では数量限定で、妊婦さんのDPTワクチンを従前通り3,500円で接種しています。
赤ちゃんを守るための、妊娠中にできる大切な準備のひとつです。
接種をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。