MRワクチンをしましょう(おたふくかぜワクチンも)

世界で「はしか(麻疹)」が増えています。日本でも油断できません

 最近、海外を中心に麻疹(はしか)が増えています。日本は「麻疹を排除できている国」とされていますが、海外から持ち込まれることはあり、実際に国内でも散発的な報告があります。

 いま大きな流行が起きにくいのは、保護者の皆さんの協力と、医療・行政の取り組み、そして MRワクチン(麻疹・風疹)の接種率が高く保たれてきたこと が大きいです。

MRワクチンの接種率が少しずつ下がってきています

 麻疹の流行を抑えるには、地域全体で 95%以上 の接種率が目安と言われています。ところが、日本でも近年、接種率が下がってきていることが報告されています。

 下の図は、都道府県ごとの接種率の状況をまとめたものです(赤が95%以上、ピンクが95%未満など)。

2018〜2022年度のMRワクチン接種率(都道府県別)です。赤が95%以上、ピンクは95%未満を示します。
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=660

「2期(年長さん)」だけでなく、「1期(1歳)」も注意が必要です

 もともと 2期(年長さんの時期) は忙しさもあって接種が遅れやすい傾向がありました。最近はそれに加えて、1期(1歳)でも95%を下回る年が出てきています。

接種が遅れる理由は、供給不足だけではありません

 MRワクチンは、時期によって供給が不安定になることがあります。ただ、それだけでなく、

  • 忙しくてつい後回しになる
  • 予約の取り方が分かりづらい
  • 「もう少し落ち着いてから」と先延ばしになる
  • 年長さんは入学準備でバタバタする

といった理由で、予定通りに進まないことがよくあります。

お願い:母子手帳でMRが済んでいるか確認してください

 麻疹は感染力が強い病気です。世界で増えている今、国内でMRの接種が遅れている方が増えると、子どもたちの間で流行が起きやすくなります。
 接種できる体調・状態の方は、できるだけ早めの接種 をお願いします。

MRワクチン(定期接種)の基本スケジュール

第1期
1歳〜2歳のお誕生日の前日まで
第2期
年長さんの1年間(小学校入学前の4/1〜翌3/31)

延長や公費の制度があります

 状況によっては、接種期間の延長や、公費で接種できる制度があります。

定期接種の案内(延長の対象になる場合があります)

 国としての対応です。
https://www.city.setagaya.lg.jp/02015/3083.html

任意接種として公費で受けられる場合があります(条件あり)

 こちらは世田谷区の対応です。
https://www.city.setagaya.lg.jp/02015/online_tetsuzuki/3094.html

※制度は対象条件がありますので、リンク先でご確認ください。

おたふくかぜ(ムンプス)ワクチンについても

 世田谷区ではおたふくかぜワクチンに助成がありますが、供給状況によっては接種できてないお子さんがいらっしゃいます。年長さんまでに未接種もしくは年長さんで2回目がまだなかたは、可能なタイミングで早めにご相談ください。
 現時点ではこちらは延長のお知らせは出ていません。
https://www.city.setagaya.lg.jp/02015/10846.html

最後に(当院での予約について)

 年長さんで MR(2期)/おたふくかぜ がまだの方、また 1歳でMR(1期) がまだの方は、早めの接種をご検討ください。
 当院では予約サイトから接種予約が可能です。