HPVワクチン;高校1年生の方々への最短接種方法について

HPVワクチンをこれから受ける方へ〜接種スケジュールと世田谷区の制度について〜

 HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の定期接種は、小学6年生から高校1年生相当の女の子が対象です。
 多くの自治体ではHPV9価ワクチン(シルガード9)が使われています。
15歳以上で接種を始める場合は、3回接種が必要になります。
 自費だとおよそ10万円ほどかかりますが、定期接種の期間内であれば公費で無料で受けることができます。

男の子も対象です(世田谷区の場合)

 世田谷区では、小学6年生から高校1年生相当の男の子も対象になっています。
 この場合はHPV4価ワクチン(ガーダシル)を公費で受けることができます。
 自費だと5万円ほどかかりますが、接種券はクリニックに用意されていますので、区への申請などは必要ありません。

接種のスケジュールについて

 通常の3回接種は、次のようなスケジュールです。
 標準:0か月-2か月-6か月(全体で約6か月)

 そのため、来年3月までに3回接種を終えるには、9月中に1回目を受けておく必要がありました。

 ただし、短縮スケジュール(0か月-1か月-4か月)を使えば、約4か月で完了することもできます。
 この場合は、11月中に1回目の接種を始める必要があります。

まだ接種を始めていない方は、早めのスタートをおすすめします。

参考リンク

HPVワクチン:高校1年生の方々への最短接種方法について(日本小児科医会)
https://www.jpa-web.org/blog/uncategorized/a436

子宮頸がん(HPV)の予防接種(世田谷区)
https://www.city.setagaya.lg.jp/02015/3087.html#HPV