四種混合ワクチンの販売終了に伴う今後の対応について
四種混合ワクチンの供給が予想よりも早く供給が終了してしまったため、皆様にはご迷惑とをおかけしています。
この度、ヒブワクチンを既に4回接種済みの場合でも、五種混合ワクチンでの追加接種ができるようになったのでお知らせします(世田谷区)。
保護者の方には以下の文章をお渡しする予定です。
【お知らせ】5種混合ワクチンを使った追加接種についてのご案内
現在、通常使用されていた「4種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)」の供給が全国的に停止されており、代わりに「5種混合ワクチン」を使用するケースがあります。
このワクチンは、4種混合の4つの病気に加えて、「Hib(ヒブ感染症)」の成分が含まれています。
すでにヒブのワクチンを終えているお子さんが、5種混合ワクチンを受けると、ヒブ成分が「もう1回多く」入ることになります。
■ では、ヒブを余分に打つのは大丈夫なの?
はい、ご安心ください。ヒブの成分は、体への刺激が非常に弱く、追加で接種しても体に害はないとされています。
アメリカの公的な機関(CDC:米国疾病予防管理センター)も、「ヒブやB型肝炎のワクチンを余分に受けても害はない」と明記しています。
https://www.cdc.gov/vaccines/hcp/imz-best-practices/timing-spacing-immunobiologics.html
また、これまで実際にヒブワクチンを1回多く受けたことで健康被害が出たという事例は確認されていません。
■ どうして5種混合を使うの?
今は「必要な病気だけをカバーする4種混合」が手に入らず、「代わりとして5種混合を使うしかない」という状況になっているからです。
5種混合であれば、今必要なジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオにも対応できるので、安全に接種を進められます。
■ 副反応が心配ですが、大丈夫ですか?
今回のようなケースでも、万が一接種後に体調を崩された場合は、予防接種法に基づく救済制度(医療費助成など)の対象になります。
区が認めている正規の定期接種として扱われますので、どうぞご安心ください。
■ 最後に
お子さんにとって大切な予防接種を、安全かつ適切に進めるために、必要な情報を丁寧にお伝えしながら対応しております。
ご不明な点があれば、遠慮なくご相談ください。